腰痛と股関節痛

腰痛と股関節痛

人間が直立二足歩行をはじめたころから、切実な悩みの種となった
腰痛と股関節痛。

上半身と下半身を支える、腰と股関節周りはどうしても負担がかかり、
老若男女問わず、腰痛と股関節痛には悩まされている方は多いです。

股関節痛の大多数は、変形性股関節症が原因といわれています。
変形性股関節症は、骨と骨の間にあるクッション剤の役割をしている
軟骨が、何らかの原因で傷ついたり、すり減ったために起こる症状です。
軟骨そのものはすり減ることによる痛みは感じませんが、軟骨がすり
減ることによって股関節がずれ、筋肉が収縮して神経が圧迫され痛みます。
これが股関節痛の痛みの原因です。

そして、その股関節痛によって無意識に痛みをかばう動きになり、
体全体のバランスを保つために更に腰付近に負担がかかり、腰痛を
引き起こしたりします。逆に、同じく腰痛によって股関節痛を引き起こす
こともあります。

症状が軽いうちは、ストレッチや軽い全身運動などで症状を緩和・予防
することも可能ですが、既にかなりの痛みを感じている状態であるならば、
病院や整体で診察されることをおすすめします。

腰痛も股関節痛も痛みを耐えていても、自然治癒するものではありません。
痛みがしばらくなくて、治癒したように見えても、月日が経ってから
再び痛み出すことがほとんどです。痛みがないからといって、放置するのは
危険です。

人間にとって切っても切れない関係な腰痛と股関節痛。
悪化させて歩行が困難になる前に、予防・治療を心がけましょう。